2013年12月17日火曜日

懐かしの味が復活いたしまして


懐かしの味って何?

それは、私個人の思い出の味になります。

カラパンでは、「Wあんぱん」なるものがあります。
粒あんとホイップクリームの2つの餡が入っていることから、Wあんぱんと名付けられました。

実は、このWあんぱんはカラパンが初めての出品ではありません。
父がまだ山形市円応寺の工場で働いていた時代、そちらの店舗で販売していたパンなのです。

幼少期、シチュエーションなどの記憶はうろ覚えですが、あんことホイップクリームの絶妙なバランスが美味しかったことだけは鮮明に記憶に残っています。

いつの間にか、どこで手に入るのかも分からず、食べられなくなったメニューと思っておりましたが、まさかカラパンで復活するとは思っていませんでした。

懐かしい幼少期の味。
皆さんにもぜひ一度召し上がって頂きたいです。

味は4種類。
粒あんとじんだんとゴマのあんこと
粒あんだけれど、ホイップクリームが抹茶味になったものがあります。

お好きな味をお試しください。


2013年12月10日火曜日

家族でオープン迎えまして


7日のプレオープンの勢いを受けて、10日も勢いあるオープンをすることが出来ました。

笑顔の消え失せていた父も、本来の自分のリズムが戻ってきたようで、半年というブランクから抜け出しつつあります。

始めは、「一人でする!」と意気込んでいた父ですが、パンは生き物ということで、なかなかレジ打ちと調理作業の両立は難しいようです。
発酵しすぎないか心配でしかたないと常々言っております。
そして、もはや居て当たり前というように、母と私と妹が人員として駆り出されるのです。

家族が揃うため、ああでもない、こうでもないと家族で話し合いながら様々なシステムを構築していくことが多くなります。
トレーをふくのはこれね!
ここに照明が当たっていたほうがいいよね!
パンによって並べ方を変えたほうがいいよね!
などなど様々な意見が出てきました。

さらに、パン屋の作業に慣れてくると、いろんなことが見え始め、意見の衝突もあったりします。
特に、母と私は今思うと酷かったです。笑

「なんでそんなこというんだず!」
と山形弁で白熱トークということもしばしば。

家族喧嘩を仕事場には持ち込みたくないと心底思いました。

しかし、この国会議員同志の罵声の浴びせあいのような場面も時にはいいことがあったりします。

「このままじゃ美味しくないけど、チーズ増やしたらいいんじゃないの?」

など新商品が生まれるきっかけになるのです。

「明太子のパンが食べたいよ!」

私は勢いに任せて、実際に吠えてみました。
すると、父は「よし」と作ってくれました。
素人の意見なのにいいの?とつっこみたかったですが、私自身食べたい気持ちが強かったのでそのままにしておきました。

そして出来上がったのがこちらの明太子リングです。



明太子とマヨネーズの風味が濃厚で病みつきになります。
自分の意見が採用された喜びあるパンです。
ちゃっかりおすすめしてしまいました。